漫画

【ブルージャイアント】音楽に人生をかけた青年のジャズ成長譚

ふしまる

はじめに

『ブルージャイアント』(石塚真一/2013年〜)は、ジャズに魅了された一人の青年が、サックス一本で世界を目指す物語です。スポーツ漫画のような熱さを持ちながら、音楽を題材にした作品としては異色の存在。

作品の概要

主人公・宮本大は、仙台の高校生。ある日ふと聴いたジャズに心を奪われ、独学でサックスを始めます。
楽譜も読めない、指導者もいない。けれども「世界一のジャズプレイヤーになる」という強い想いだけを胸に、毎日河川敷で吹き続ける大。
その情熱は周囲の人間をも変えていき、やがて彼の音楽はプロへの道を切り拓いていきます。

読みどころ

  • 音楽の熱量を紙で表現
    実際には音がない漫画なのに、サックスの響きや演奏の迫力がリアルに伝わってくる描写力。
  • 努力と才能のせめぎ合い
    スポ根漫画のようなハードな練習や試行錯誤が、リアルな成長物語として胸を打ちます。
  • 人間ドラマの深さ
    仲間や恩師との出会い、音楽と生活の間で揺れる現実感が読者の共感を呼びます。
  • シリーズの広がり
    『BLUE GIANT SUPREME』『BLUE GIANT EXPLORER』と続く長編シリーズで、大の挑戦は世界へと広がっていきます。

こんな人におすすめ

  • 音楽やジャズに興味がある方
  • 挫折や努力の物語に共感したい方
  • 青春や成長を描いた熱い作品が好きな方
  • 夢を追いかける姿に刺激を受けたい社会人世代

まとめ

『ブルージャイアント』は、音楽を題材にしながらもスポーツ漫画さながらの熱量を持つ異色の成長譚です。
「世界一を目指す」という単純で大きな夢に、全力でぶつかっていく主人公の姿は、読む人の心を揺さぶります。
ジャズを知らない人でも、物語として十分に楽しめる一作。気になった方はぜひチェックしてみてください。

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この記事を書いてる人
・ゲームが好き(RPG、アクションなど) ・漫画が好き(なんでも食べる雑食) ポップカルチャーで現実逃避をするのが趣味のような人間です。 会社と家の往復が主な活動範囲…
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