【寄生獣】人間と寄生生物の境界を問うSFホラー漫画|社会派テーマとアクションが融合した名作
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漫画を探すときに「巻数が多すぎて手を出しづらい…」と感じることはありませんか?
『プラネテス』(幸村誠・全4巻)は、短い巻数ながら圧倒的な完成度を誇るSF漫画です。
宇宙を舞台にしながらも、人間の生き方や葛藤を丁寧に描いており、読み応えは抜群。
『プラネテス』は、宇宙開発が進んだ近未来を舞台に、宇宙空間に漂う「デブリ(宇宙ゴミ)」を回収する作業員たちの物語です。
華やかに見える宇宙の仕事ですが、彼らの業務は危険と隣り合わせで、社会的にも評価されにくい地味な仕事。
それぞれが夢や矛盾を抱えながら生きる姿が丁寧に描かれています。
本作の魅力は単なるSFやアクションにとどまらず、「人間の生き方」を深く問いかける点です。
主人公・星野八郎太(ハチマキ)は「自分の宇宙船を持ちたい」という夢を追いながらも、現実と理想の狭間で揺れ動きます。
その姿は仕事や将来に悩む現代のビジネスマンにも共感しやすいでしょう。
さらに、作中では環境問題やテロ、戦争など現代社会に通じるテーマも描かれています。
短い巻数でありながら、読み終えた後に長く心に残る余韻があるのが『プラネテス』の大きな特徴です。
『プラネテス』は全4巻という短さで、重厚なテーマと人間ドラマを描き切った傑作です。
単なる娯楽にとどまらず、読み手に問いを投げかける作品なので、20代から40代の男性に特におすすめ。
「最近、何か刺さる漫画を読みたい」
「短くても濃い作品に触れたい」
そう思った方は、ぜひ『プラネテス』を手に取ってみてください。