【寄生獣】人間と寄生生物の境界を問うSFホラー漫画|社会派テーマとアクションが融合した名作
ふしまる
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「怖いはずなのに、なぜか笑ってしまう」――。
松本光司による『彼岸島』は、そんな不思議な読後感を与える作品です。
2002年に「週刊ヤングマガジン」で連載が始まり、現在もシリーズとして継続中。
吸血鬼との命がけの戦いを描いたサバイバルホラーでありながら、独特の演出やクセの強い展開から“カルト的人気”を獲得しています。
物語は、主人公・宮本明が兄を探すため、仲間と共に謎の孤島「彼岸島」を訪れるところから始まります。
そこには、人間を捕食する吸血鬼がはびこり、血で染まった過酷な世界が広がっていました。
「彼岸島」編を皮切りに、「最後の47日間」「48日後…」など、舞台やスケールを変えながら物語は続いていきます。
圧倒的な強さを誇る吸血鬼たちとの戦い、仲間の死、そして予想外の展開が次々に待ち受けています。
『彼岸島』の魅力は、ただのホラーではなく、恐怖と笑いが紙一重で混ざり合う独特のテイストにあります。
『彼岸島』は、実写映画化やドラマ化、さらにはアニメ化まで果たした長寿シリーズです。
実写版は「B級ホラー」として賛否両論ありながらも、独特の味わいで一部ファンには好評。
メディアを横断して話題を呼び続けている点も、この作品の特徴と言えるでしょう。
『彼岸島』は、サバイバルホラーとしての緊張感と、予想外のユーモアが奇妙に絡み合った作品です。
「怖いのに笑える」という稀有な体験を与えてくれる漫画は他に類を見ません。
現在もシリーズは続いており、世界観はさらに拡大中。
怖いもの見たさと、ネタとしての面白さ、その両方を味わえる作品を探している方には、ぜひおすすめしたい一作です。